千葉市中央区中央港 盗聴器発見と調査事例

先日、千葉市中央区中央港の社宅で盗聴調査のご依頼をいただきました。相談の電話口では、途切れ途切れの口調で「自宅内のWi-Fiやネットワーク機器に不審な接続が確認された」とのことで、不安を感じていらっしゃる様子が伝わってきました。異変に気づかれたのは約1ヶ月前とのことで、今回の調査は迅速に対応する必要があると判断し、連絡を受けてから1時間弱で現地に到着しました。

調査場所は社宅内の鏡の裏ということで、まずはそこを重点的に調べることにしました。鏡の裏は盗聴器が仕込まれやすい場所の一つです。というのも、鏡の裏は通常あまり人の目に触れず、配線やネットワーク機器が集まる場所でもあるため、盗聴器の設置に適しているためです。実際に調査を進めていく中で、ボックス型盗聴器が発見されました。ボックス型盗聴器は大きめのケースに録音装置や電池などを収納したタイプで、隠し場所によっては比較的見つけやすい一方で、その形状を生かして家具の隙間や壁の裏などに仕込まれることが多いです。

ボックス型盗聴器がよく見つかる場所としては、鏡の裏のほかに、家具の背面、エアコンのダクト周辺、さらには照明器具の内部やテレビの裏側などが挙げられます。これらの場所は日常的に触れない部分であり、盗聴器の設置者にとっては目立ちにくいポイントとなっています。また、ボックス型盗聴器を仕込む人のケースとしては、近隣の人間関係のトラブルや、元交際相手による嫌がらせ、さらには企業間の情報漏洩目的などさまざまな背景が考えられます。今回は自宅のネットワーク機器に不審な接続があったことから、内部の情報を不正に取得しようとする意図があった可能性が高いです。

盗聴器がどのように仕込まれるかについては、例えば家具の隙間に忍ばせたり、鏡の裏の空洞部分に取り付けたりといったケースがよくあります。中には配線に見せかけて通信線に接続するタイプもあり、設置者は巧妙に発見を逃れようとします。今回の調査でも、鏡の裏の隙間に隠されていたため、発見までに約30分程度かかりましたが、専門知識を生かして無事に発見に至りました。

盗聴器を見つけた際、依頼者様は周囲を疑心暗鬼で見回す様子が印象的でした。盗聴器が見つかったことで安心した一方、再度被害に遭うのではないかという不安が強く感じられました。そのため、調査後には再被害を防ぐためのポイントについてもアドバイスをいたしました。特にカーテンレールや窓枠の隙間には小型カメラが仕込まれていることもあるため、定期的にチェックすることが重要です。また、Wi-Fiのパスワード管理を厳重にし、不審な機器がネットワークに接続されていないかも定期的に確認することをおすすめします。

今回の調査にかかった料金は28,000円となりましたが、料金は時期や調査内容によって変動するため、あくまでも今回の見積もり金額としてご理解いただければと思います。盗聴や盗撮に関わる問題は早めの対処が肝心ですので、少しでも違和感を感じたらすぐに専門業者に相談されることを強くおすすめします。

今回の調査事例からもわかるように、盗聴器は思わぬ場所に巧妙に隠されていることが多く、素人目では発見が難しいものです。私たちは最新の機器と専門的な知識を駆使して、依頼者様の安心と安全を守るために努めています。もし自宅や職場で不審な点を感じられた際は、どうぞお気軽にご相談ください。迅速かつ丁寧に対応いたします。