京都市北区平野宮北町 盗聴器発見と調査事例

2024年6月、京都市北区平野宮北町のマンションにお住まいの方から「アダプターが異常に熱くなっている気がする」というご相談を受けました。相談の電話口では途切れ途切れの口調で不安が伝わってきました。異変を感じ始めたのは2日前からとのことで、その日の夕方に現地に到着し調査を開始しました。今回の調査では、特に注意を払って電源周りを中心に点検を行いました。アダプターは一般的に発熱することがありますが、異常な熱さや形状の違和感は盗聴器の設置を疑う重要なサインになります。調査を進める中で、時計の中に違和感を覚え、念入りに確認した結果、USB充電器型の盗聴器を発見しました。発見までに要した時間は約30分でした。USB充電器型の盗聴器は近年非常に多く見つかるタイプの一つです。一般家庭やオフィスの電源コンセントに自然に馴染む外観をしているため、発見が難しいのが特徴です。特に時計やデスク周り、テレビの裏、照明器具の付近などに仕込まれることが多く、これらの場所は電源供給が確保されやすいため狙われやすい傾向があります。こうしたUSB充電器型盗聴器を設置するケースとしては、近隣住民や元従業員、またはトラブルを抱える関係者が情報収集を目的に仕込むことが考えられます。盗聴器の設置経緯としては、ターゲットの生活リズムや行動パターンを把握した上で、目立たず電源の取りやすい場所を選んで設置することが一般的です。特に時計の中に仕込むケースは、時計という日常的に目にするアイテムに紛れやすいため、警戒が必要です。発見後、依頼者は淡々とした様子でメモを取り始めました。盗聴器の存在が確認されたことで一定の安心感はあったものの、今後の対策について真剣に考えている様子がうかがえました。再発防止のためには、ベッド周辺や寝具の下など、普段あまり意識しない場所も含めて不審物がないか定期的に点検することが重要です。こうしたチェックを怠ると、再び同様の被害を受けるリスクが高まります。今回の調査にかかる対応料金は14,000円となりました。ただし、調査内容や時期によって料金は変動する可能性があるため、あくまで今回の見積もり金額としてご理解いただければと思います。盗聴器の発見は専門的な知識と経験が必要であり、自己判断での発見は困難を伴うことが多いため、異変を感じた際には速やかに専門業者に相談されることをお勧めします。今回の事例から、USB充電器型盗聴器の巧妙な設置方法や発見の難しさ、そして再発防止のための注意点を改めて認識していただければ幸いです。私たちは今後も皆様の安全とプライバシー保護に努めてまいります。