大阪市生野区勝山北 盗聴器発見と調査事例

2024年10月、大阪市生野区勝山北にお住まいのお客様から、非常に慎重な口調でご相談の電話をいただきました。数日前からご自宅のWi-Fiやネットワーク機器に不審な接続が確認され、不安を募らせていらっしゃるとのことでした。周囲の目を気にされつつも、何とか問題の原因を突き止めたいという強いご意向が感じられました。ご連絡をいただいたその日の夕方には当社スタッフが現地に急行し、調査を開始しました。

調査対象となったのは、ご自宅のデジタルフォトフレーム内部です。近年、デジタルフォトフレームは家庭内での設置が増え、USBポートやWi-Fi機能を備えている製品も多く、防犯の観点からも注意が必要な機器となっています。今回のケースでは、ネットワークに不審なアクセスがあったため、フォトフレーム本体を重点的に調査することとなりました。

調査は2時間弱で完了し、USB充電器型盗聴器がデジタルフォトフレームの内部に巧妙に仕込まれていることを発見しました。USB充電器型盗聴器は、コンセント周辺やリビングの電源タップ、またはUSB充電ポートが設置されている場所で見つかることが多いのが特徴です。こうした盗聴器は、日常的に目にする充電器とほとんど見分けがつかない外観をしており、故意に設置された場合、発見が非常に困難です。

USB充電器型盗聴器を仕込むケースとしては、家庭内の会話を密かに盗聴したい人物によるものが考えられます。例えば、近隣トラブルや家庭内不和、またはストーカー行為の一環として仕掛けられることがあります。犯行手口としては、ターゲットの生活圏内に無断で侵入し、目立たない場所の電源コンセントやデジタル機器のUSBポートに差し込む手法が主流です。今回の事例でも、デジタルフォトフレームの内部に直接埋め込む形で隠されており、その巧妙さに注意が必要だと改めて認識いたしました。

発見後、お客様は非常に安堵された様子で、これまでの不安が一気に解消されたご様子でした。調査スタッフの前で力が抜けるように崩れ落ちる場面も見受けられ、私たちも調査の重要性を改めて実感いたしました。

再発防止のためにお客様には、スピーカーやインターホン、電話機の配線状況に不自然な点がないかを定期的にチェックすることを推奨しました。特に配線の増設や改変が行われていないか、電源周りに不審な機器が差し込まれていないかを注意深く確認することが重要です。また、ネットワーク機器の接続履歴やアクセスログの確認も併せて行うと良いでしょう。

今回の調査にかかった対応料金は14,000円となりましたが、調査の内容や時期により料金は変動するため、あくまで今回の見積もり金額であることをご理解いただければと思います。盗聴器の発見・除去は迅速かつ正確な対応が求められるため、不審な兆候を感じた際は速やかに専門業者へご相談いただくことをお勧めいたします。

当社では、今回のようにデジタル機器内部の盗聴器調査も含め、多様な機器や環境に対応した専門的な調査を行っております。お客様のプライバシーと安全を守るため、最新の技術と知識を駆使して丁寧に調査を進めてまいります。盗聴や盗撮に関する不安がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。