堺市南区別所 盗聴器発見と調査事例

今回は堺市南区別所のマンションで見つかった盗聴器の事例をご紹介します。盗聴器といってもさまざまなタイプがありますが、今回発見されたのは「LANケーブル中継」と呼ばれるタイプの盗聴器です。このタイプは最近の調査でもよく見かけるもので、特にエアコンの中や通信機器周辺に仕込まれていることが多いんです。

ご相談は2025年4月、配偶者が盗聴器を仕掛けたのではないかと疑うお客様からでした。電話口では震えるような口調で話されていて、明らかに精神的な不安が伝わってきました。異変を感じ始めたのは2日前からとのことで、その日の夜に調査に伺いました。到着後、エアコンの中を中心に調査を進め、わずか30分ほどでLANケーブル中継型の盗聴器を発見しました。

このLANケーブル中継とは、通常の通信ケーブルに小型の盗聴装置が組み込まれたもので、音声を電気信号に変換して外部へ送信する仕組みです。よく見つかる場所としては、エアコンの中やテレビの裏、電話線の近くなど、ケーブル類が集中している場所が代表的です。特にエアコン内部は目立たず、配線も多いため盗聴器を隠しやすいポイントになっています。

この種の盗聴器を仕込むケースとしては、配偶者間のトラブルや家庭内の秘密を探る目的が多いですが、職場や近隣からの嫌がらせなども考えられます。配線を一旦外して中継器を挟み込む形で設置されることが多く、見た目には普通のLANケーブルとほとんど変わらないので、気づきにくいのが特徴です。

今回の調査では、盗聴器を見つけた後、お客様はすぐに家族を呼び集めて状況を共有されていました。こうした事態が発覚すると、安心感を取り戻すためにも周囲の協力が重要ですよね。

また、盗聴被害の再発を防ぐためには、LANケーブルだけでなくWi-FiやBluetoothなどの無線機器の接続状況を定期的にチェックすることが大切です。スマート家電やIoT機器が増える中で、無線通信のセキュリティにも注意を払う必要があります。例えば、不審なデバイスが接続されていないか、パスワードが適切に設定されているかを確認しましょう。

今回の調査にかかった対応料金は28,000円でしたが、調査の内容や時期によって料金は変わることが多いため、あくまで今回の見積もり金額としてご参考にしてください。盗聴器の疑いを感じた際は、早めに専門の調査会社に相談することをおすすめします。被害を最小限に抑え、安心して生活できる環境を取り戻すことが何より大切です。

盗聴器の種類や仕込まれやすい場所は多岐にわたりますが、今回のようにLANケーブル中継型盗聴器は特に注意が必要です。もし身の回りで異変を感じたら、焦らずにまずはプロに相談してみてください。しっかりと調査を行い、確実に盗聴器を発見・除去することで、心の平穏を取り戻しましょう。