港区西麻布 盗聴器発見と調査事例

2024年12月、港区西麻布のマンションにお住まいの方から、元交際相手によって在宅状況を把握されている疑いがあるとのご相談をいただきました。相談の電話口では焦った様子が強く伝わり、速やかに対応が求められる状況でした。ご連絡を頂いたその日の深夜に現地へ到着し、調査を開始しました。調査は主にダッシュボードの隙間を中心に行い、約1時間弱で盗聴器の発見に至りました。発見されたのはUSB充電器型の盗聴器で、外観は普通のUSB充電器と見分けがつかない巧妙なデザインでした。USB充電器型の盗聴器は、近年多く報告されているタイプであり、マンションのリビングや寝室、特に電源コンセント周辺や家具の隙間などに設置されるケースが多く見られます。この種の盗聴器は、USBポートを通じて電源を取るため、充電器として違和感なく設置できる点が特徴です。元交際相手のように被害者の生活パターンを熟知している人物が被害者の居場所や行動を監視する目的で仕込むことが多く、復讐やストーカー行為の一環として使われることが少なくありません。設置に至る経緯としては、被害者の部屋を訪れた際に、充電器の交換や追加を装い、目立たない場所に設置する手口がよく見受けられます。調査終了後、盗聴器を発見したことをお伝えすると、依頼者の方は復讐心をあらわにする様子が見られ、精神的な負担の大きさを感じさせました。こうした被害は単なる機器の発見に留まらず、被害者の心理的な安全確保にもつながる対応が重要です。そのため、再被害を防ぐ観点からも、室内に設置された監視カメラの設置位置や管理状況を再度確認することを強く推奨いたしました。監視カメラの不適切な管理は、別の形でのプライバシー侵害につながる可能性がありますので、専門家による点検も検討すると良いでしょう。今回の調査にかかった料金は16,000円で、調査の緊急性や内容によって変動するため、あくまで今回の見積もり金額としてご参考いただければと思います。盗聴器の発見は、被害の早期解決と安心した生活の回復に欠かせない第一歩です。もし不審な状況や疑わしい機器を見つけた場合は、一人で対処せず、専門の調査会社へ相談されることをお勧めします。盗聴によるプライバシー侵害は身近な問題となりつつありますが、適切な調査と対応によって被害の拡大を防ぐことが可能です。今回の事例を通じて、USB充電器型盗聴器の特徴や設置されやすい場所、そして被害者が注意すべきポイントについて理解を深めていただければ幸いです。今後も専門的な調査を通じて、安全で安心できる環境作りをサポートしてまいります。