港区芝公園 盗聴器発見と調査事例

配偶者が会話を録音している可能性があるとの相談を受け、港区芝公園のマンションにて盗聴調査を実施しました。相談者からの連絡を受けてからおよそ小一時間で現地に到着し、調査は開始されました。相談者の話によると、異変を感じ始めたのは２日前からで、配偶者の行動に不自然さを感じ、もしかしたら会話が録音されているのではないかとの不安が募っていたとのことです。電話口では終始ため息が混じる口調で、強い不安と困惑が伝わってきました。調査はマンション内の会議用テーブルの下を中心に行いました。盗聴器は隠蔽されることが多いため、目に付きにくい場所、特に電源周りや通信機器の近辺を重点的に確認しました。今回の調査で発見されたのはOAタップ一体型の盗聴器でした。このタイプの盗聴器は電源タップに偽装されており、電源供給の役割を果たしつつ音声を密かに送信する仕組みになっています。OAタップ一体型の盗聴器は、会議用テーブルの下やデスク周辺、テレビの裏側、電話機の近くといった場所でよく見つかります。これらの場所は日常的に電源が使われるため、盗聴器の存在が目立ちにくい特徴があります。仕込む人物は配偶者や関係者の可能性が高く、個人的な感情や復讐心から設置されるケースが多いです。実際、今回の調査後、相談者は発見直後に復讐心をあらわにする様子が見受けられました。盗聴器が仕込まれる経緯としては、まず盗聴を目的とした人物が対象の生活圏に出入りしやすい環境を作り、自然な形でOAタップを交換または追加設置することが一般的です。日常の電源機器に紛れているため、違和感なく設置され、数週間から数ヶ月にわたり音声を収集できる場合もあります。今回の調査では、発見に至るまでに約2時間弱を要しましたが、これは隠蔽が巧妙であることを示しています。盗聴器の発見後は、被害の再発防止が重要です。特にWi-FiやBluetoothなどの無線機器の接続状況を定期的にチェックすることを推奨します。多くの盗聴器は無線通信を利用して情報を送信しているため、不審な接続がないか監視することで早期発見につながります。なお、今回の調査にかかった対応料金は21,000円となりましたが、料金は調査の時期や内容によって変動するため、あくまで今回の見積もり金額としてご参考ください。盗聴器の調査は専門知識と経験が不可欠であり、自己判断での発見は難しい場合が多いため、疑いを感じた際は早めに専門業者へ相談されることをお勧めします。今回の調査を通じて、配偶者による盗聴の可能性を明確にし、問題の解決に向けた第一歩を踏み出すお手伝いができました。盗聴被害は精神的な負担も大きいため、必要に応じて専門家のサポートを受けながら、安心して生活できる環境を取り戻していただきたいと考えています。