世田谷区駒沢 盗聴器発見と調査事例

盗聴器の発見というと、ドラマや映画のワンシーンのように思われがちですが、実際のところ意外と身近で起こりうる問題です。今回、世田谷区駒沢の中古マンションで実際にスクランブル式盗聴器が時計の中から見つかった事例をご紹介します。盗聴器の調査を依頼されるケースでよくあるのは、「玄関の解錠部分に傷がついている」「異変を感じる」などの相談です。今回のご依頼主も、まさにそんな状況から疑心暗鬼になり、調査のご連絡をいただきました。

相談の電話は、少し不安げで疑心暗鬼な口調でした。2日前から玄関の鍵に不審な傷がついていることに気づき、念のため専門家に調べてほしいという内容。連絡を受けた当日の夕方、私たちはすぐに現地へ向かいました。中古マンションということもあり、過去に住んでいた人や訪問者の影響も考えられる状況でした。調査は約1時間弱で終了し、その間に玄関周辺や部屋の不自然な部分を細かくチェック。特に目立ったのは、壁や床に這っているような不審な配線、コードの有無です。これらは盗聴器が仕込まれている可能性が高いポイントなので、必ず確認すべき箇所です。

調査の結果、今回発見されたのは時計の中に仕込まれたスクランブル式盗聴器でした。スクランブル式盗聴器は音声を暗号化して送信するため、単純な盗聴器よりも発見が難しい特徴があります。よく見つかる場所としては、今回のような壁掛け時計の中、照明器具の裏側、電源タップの中や家具の隙間などが挙げられます。これらの場所は生活空間の中で目立ちにくく、設置者にとっては盗聴を長期間続けやすい点が利点です。

盗聴器を仕込む人のケースとしては、個人的な恨みやストーカー行為、あるいは企業間の情報戦争などが考えられます。今回のように中古マンションの場合、前の住人や訪問者が仕込んでいる可能性も無視できません。盗聴器は突然見つかるわけではなく、玄関の解錠に傷がついている、部屋の中に不自然なコードがあるなど、何らかの異変を感じてから発覚することが多いです。だからこそ、違和感を感じたら早めに専門家に相談することが重要です。

今回の調査では、盗聴器発見後にご依頼主は非常に冷静で、淡々とメモを取りながら私たちの説明に耳を傾けていました。すでに被害を受けてしまった後でも、感情的になるよりも次の対策に向けて冷静に行動することが大切です。再被害を防ぐためには、盗聴器が仕込まれていた場所周辺の不審な配線やコードの有無を定期的にチェックし、もし不明な機器や配線があれば専門家に相談しましょう。

なお、今回の調査にかかった料金は12,000円でしたが、料金は時期や調査内容、機器の種類などによって変動しますので、あくまで今回の見積もり金額の一例としてご参考にしてください。盗聴器調査は決して安価なサービスではありませんが、プライバシーを守り安心して暮らすためには必要な投資です。

盗聴器の存在に気づいたとき、誰でも不安になるものです。しかし、専門の調査会社に相談すれば迅速に対応してもらえ、安心を取り戻すことができます。今回のように玄関の解錠部分に傷がついているなど、身近な異変に気づいたら早めの点検をおすすめします。スクランブル式盗聴器のように、見つけにくいタイプの盗聴器も存在するため、専門家の目でしっかり調査するのが確実です。

盗聴器の調査は決して珍しい作業ではありません。私たちは日々、こうした案件に対応し、依頼者の安心をサポートしています。安心して暮らせる環境を守るためにも、少しでも不安を感じたらすぐにご相談ください。