世田谷区玉川台 盗聴器発見と調査事例

「もしもし、あの……実は、以前住んでいた方が置いていったものがあるかもしれないんです。ちょっと調べてほしくて……」電話の向こうからは緊張で声が上ずる様子が伝わってきました。世田谷区玉川台にお住まいの方からのご相談で、普段使っていない部屋に何か怪しいものが隠されていないか心配だという内容でした。

相談を受けたのは2025年1月のこと。異変を感じ始めたのは約1週間前とのことで、「なんとなく部屋の雰囲気が違う気がして……」と不安そうに話されていました。こうしたケースは、実際に住んでいる方が気付かないうちに盗聴器などが残されていることも少なくありません。特に以前の住人が引っ越したあと、念のため調査を希望される方が増えています。

ご連絡をいただいてから、その日の夜には調査に伺いました。調査場所は普段使っていない部屋の電気メーター内部。実は電気メーターの中は盗聴器の設置場所として意外と狙われやすい場所の一つなのです。電気設備の裏側は見落とされがちで、電波を発信する小型のボックス型盗聴器が仕込まれていることがよくあります。

実際に調査を開始してから1時間弱で、ボックス型盗聴器を発見。ボックス型盗聴器は形がしっかりしているため、設置場所によっては比較的見つけやすいのですが、電気メーター内部のような隠れた場所にあると気づきにくいのが厄介なポイントです。こうした盗聴器は、配線に紛れ込ませたり、換気口や配電盤の近く、家具の裏側、さらにはエアコンの室外機の周辺など、日常生活であまりチェックしない場所に仕込まれることが多いです。

なぜボックス型盗聴器が使われるかというと、小型の基盤や電池を収納しやすく、安定した電波を発信できるためです。仕込む側の意図としては、長期間にわたり会話を録音・送信したいケースが多く、特定の個人や企業の情報を得るために設置されることが考えられます。例えば、前の住人が何らかのトラブルを抱えていた場合や、近隣とのトラブルで嫌がらせ目的で仕込まれる場合もあります。

盗聴器発見時、依頼者の方は驚きと安堵が入り混じったような、上擦った声で笑う様子が印象的でした。「こんなところにあるなんて……本当にありがとうございます」と何度も感謝の言葉をいただきました。やはり自分のプライバシーが侵されている可能性があると感じると、精神的な負担も大きいものです。

今回の調査を通じてお伝えしたいのは、再被害を防ぐために部屋の隅々まで目視で確認することの重要性です。特に部屋の隅、トイレ、脱衣所などのプライベート空間は要注意。目立たない場所に小型機器が隠されていることもあるため、家具の裏、換気口、電気設備周りなどを丁寧にチェックしましょう。また、気になる小さな異変や不自然な機器の配置があれば早めの専門調査をおすすめします。

今回の調査の料金は13,000円でしたが、料金は時期や調査内容によって毎回変動しますので、詳しい見積もりはご相談の際にお伝えしています。私たちの仕事はお客様の安心を守ること。気になることがあれば、どんな小さなことでもお気軽にお問い合わせください。

盗聴器の発見は精神的なショックもありますが、早期発見と対応が大切です。今回のように普段使わない部屋や電気メーター内部など、意外な場所に仕込まれていることもあるため、専門家による定期的なチェックも検討してみてください。お客様の大切なプライバシーを守るため、これからも誠心誠意対応してまいります。