渋谷区代々木 盗聴器発見と調査事例

盗聴器の調査依頼を受けて現場に駆けつけると、よく見つかるのがデジタル式盗聴器です。今回もまさにそのケース。渋谷区代々木のとある住宅で、普段はあまり使っていない部屋から不審な無線信号が検出されました。お客様からのご相談は「家にいる時に限って無言電話がかかってくるようになった」というもので、電話口の声も途切れ途切れ。異変に気づかれたのは約1ヶ月前とのことでした。

ご連絡をいただいてから約2時間後に現地に到着し、調査を開始。モバイルバッテリーの内部を重点的に確認したところ、わずか15分でデジタル式盗聴器を発見しました。デジタル式盗聴器は小型で高性能なため、モバイルバッテリーや電源タップ、さらには照明器具の中など、普段はあまり触らない電気製品の内部に仕込まれていることが多いです。今回のように普段使っていない部屋で見つかる事例も珍しくありません。

では、なぜデジタル式盗聴器がこうした場所に仕込まれるのでしょうか。盗聴器を仕掛ける側の意図としては、音声を長時間かつ目立たずに収集したいという点が大きいです。モバイルバッテリーは充電器として普段から置かれていることが多く、怪しまれにくい上に常に電源が供給されているため、電池切れの心配もありません。また、無線で音声を飛ばすためWi-FiやBluetoothなどの通信環境を悪用するケースも見られます。

今回のお客様は発見後、盗聴器が仕込まれていたことに激怒し、怒号を上げるほどの反応を見せていました。プライバシーが侵害されていたショックは当然のことと思います。こうした被害を防ぐためにも、定期的なチェックが不可欠です。特にWi-FiやBluetoothなどの無線機器の接続状況は、普段からこまめに確認することをおすすめします。知らない機器が接続されていれば、盗聴器の存在を疑うべきです。

なお、今回の調査にかかった費用は29,000円でしたが、調査内容や時期によって変動することが多いため、あくまでも今回の見積もり金額の一例としてご参考にしてください。盗聴器の調査は一度きりの対応ではなく、定期的に行うことで再被害を防ぐことができます。もし少しでも不審な点や異変を感じたら、早めに専門の調査会社に相談するのが賢明です。

今回のような事例は決して珍しいものではありません。デジタル式盗聴器は技術の進歩とともに小型化・高性能化が進み、見つけにくくなっています。だからこそ、専門知識と専用機器を持ったプロに依頼することが大切です。万が一、盗聴器が見つかれば速やかに撤去し、再発防止策もアドバイスいたします。

最後に、盗聴器が仕込まれやすい場所としては今回のモバイルバッテリーの他にも、電源タップの裏側、照明器具の内部、家具の隙間や壁の中、さらには電話機やルーター周辺などが挙げられます。こうした場所を定期的にチェックすることが、プライバシーを守る第一歩です。

以上が今回の調査事例の概要です。盗聴の疑いを感じたら、まずはお気軽にご相談ください。専門スタッフが迅速かつ丁寧に対応いたします。