新宿区中落合 盗聴器発見と調査事例

2024年7月、新宿区中落合の新築マンションでの調査事例をご紹介します。今回のご依頼は、購入して間もないお住まいで「数日前からやたらと人の気配を感じて不安になった」というお客様からのものでした。電話口では苛立ちを抑えた様子でのご相談でしたが、なるべく早く対応すべく、連絡をいただいてから約2時間で現地に到着しました。

調査場所はリビングに置かれた大きなぬいぐるみの中。ぬいぐるみは日常的に触れるものなので、盗聴器の隠し場所としては盲点になりやすい場所のひとつです。調査開始から約1時間弱で、内部に不自然なボックス型の盗聴器が仕込まれているのを発見しました。

ボックス型盗聴器は、その形状から「小型の箱」というイメージで、電池やマイク、送信機などが一体化されているタイプです。こうした盗聴器はよくクローゼットの中の衣類の間や家具の隙間、ぬいぐるみやインテリア雑貨の中など、見つかりにくい場所に隠されることが多いです。今回のようにぬいぐるみの中に仕込まれるケースは、「生活感のあるものに紛れ込ませて目立たせない」という狙いが強いと考えられます。

ボックス型盗聴器を仕込む人の動機としては、プライバシーの侵害や情報収集だけでなく、ストーカー被害や家庭内トラブルなども考えられます。特に新居に引っ越したばかりであれば、元の住人や関係者による嫌がらせの可能性も否定できません。今回のケースでは、購入直後のマンションということもあり、何らかのトラブルにより家の中に仕掛けられた可能性が高いと推測されます。

ボックス型盗聴器が仕込まれる経緯としては、例えば訪問販売や修理業者を装って一時的に室内に入り込み、目につきにくい雑貨の中に忍ばせるパターンが多く見られます。あるいは、共有スペースを通じて不正に侵入した後、家具の中やぬいぐるみの中に取り付けられることもあります。こういった手口に対しては、日頃から知らない人に安易に部屋を見せたりしないこと、また定期的な盗聴器調査を行うことが重要です。

調査で盗聴器を発見した際、お客様は疑心暗鬼の表情で周囲を見回し、これまで感じていた不安が現実になったことを実感されている様子でした。こうした発見はショックですが、早期に見つけられたことで被害拡大を防げたと言えます。

また、盗聴器発見後の再被害を避けるために、室内に設置されている監視カメラの設置位置や管理状況を必ず確認することをお勧めしています。カメラの設置が甘い場合、盗聴器設置者が再度侵入する危険性があるためです。監視カメラの映像を定期的にチェックし、不審な動きがないか注意を払うことも被害防止には欠かせません。

今回の調査では、ボックス型盗聴器の発見から撤去までをスムーズに行い、お客様の不安を少しでも軽減できたことを嬉しく思います。調査料金は29,000円となりましたが、時期や調査内容によって変動するため、あくまで今回の見積もり金額としてご参考ください。

盗聴や盗撮の疑いを感じた時は、迷わず専門業者に相談することが一番です。特に今回のように生活用品の中に仕込まれているケースは自力で見つけるのが難しいため、プロの目でしっかり調査することが重要です。私たちは迅速かつ丁寧な対応を心がけておりますので、何か気になることがあればお気軽にお問い合わせください。