盗聴器発見119番の豆知識

コンセントから音がする?「盗聴器が仕込まれているかも?」と思ったら読む原因と対策

コンセントから音がする?「盗聴器が仕込まれているかも?」と思ったら読む原因と対策

コンセントから「ジー」「キーン」などの異音が聞こえると、「もしかして盗聴されている?」と不安になりますよね。この記事では、コンセントから音がする原因と、盗聴器の可能性を踏まえた確認方法、安全な対処法を解説します。

この記事で分かること

  • コンセントから音がする原因と盗聴器の可能性
  • 「盗聴器かも?」と思ったら確認すべきポイント
  • 自分でできる応急対応と専門家への相談

コンセントから音がする原因と盗聴器の可能性

コンセントから「ジジ…」「チリチリ…」といった音が聞こえると、「電気的な異常かな?」と感じる一方で、「もしかして盗聴器が仕込まれているのでは?」と不安になる人も少なくありません。実際、コンセント周辺での異音にはさまざまな原因があり、その中には“盗聴器”が仕込まれている可能性もゼロではありません。

ここではまず、よくある異音の原因を整理した上で、コンセント型盗聴器のリスクについても見ていきましょう。

接触不良やコイル鳴きなど、電気的な異音の原因

コンセントから音がする最も一般的な理由は、電気系統のトラブルです。たとえば、差し込みプラグの接触不良や、電源タップ・延長コードの劣化などが原因で、微弱なスパーク音が発生することがあります。こうした音は「ジジジ……」「パチパチ……」といった断続的なノイズとして感じられることが多く、放置すると最悪の場合、発火リスクにもつながりかねません。

もうひとつの例が「コイル鳴き(コイル鳴動)」です。これは、家電製品やコンセント内部にあるトランスやコイル部分が、電流の周波数に共振して音を出す現象です。「キーン」「ジー」といった高周波のような音が継続的に聞こえることがあり、特に深夜など静かな環境だと気づきやすくなります。

こういった音の多くは、「電気が流れている状態」であれば“ある程度仕方ない現象”でもありますが、突然音が大きくなったり、焦げ臭さを伴ったりするような場合は、早めに電源を切り、コンセントの点検や交換を検討する必要があります。

コンセント型盗聴器の存在とリスク

一方で、注意しておきたいのが「盗聴器の可能性」です。とくに市販の盗聴器の中には、コンセントのカバーそっくりに作られた「コンセント型盗聴器」というものが存在します。一見すると普通のコンセントに見えるため、設置されてもなかなか気づきにくいのが特徴です。

このタイプの盗聴器は、壁に埋め込まれた電源配線から電力を得て常時稼働し、周囲の音声を拾って無線で送信する仕組みになっています。電波式であるため、受信機を近くに設置すれば、リアルタイムで音声を盗み聞きすることも可能です。

なお、こうした盗聴器は電力供給を受けて動作するため、稼働時に「かすかな動作音」や「ノイズ」が発生することもあります。そのため、「今まで静かだったコンセント付近から音がするようになった」「音の原因が機器でもコードでもない」といった状況では、盗聴器の可能性も視野に入れてチェックしたほうが安心です。

ただし、一般家庭で音の正体を特定するのは難しいことも多く、不安が拭えない場合は、盗聴器の発見を専門とする業者に相談するのが安全です。特に、身の回りで他にも不審な点がある場合は、早めの対応をおすすめします。

「盗聴器かも?」と思ったら確認したいポイント

「コンセントから音がするけど、もしかして盗聴器?」と不安になったとき、すぐに誰かに相談する前に、自分で簡単に確認できることもあります。もちろん、確実な判断が難しいケースもありますが、まずは冷静に「怪しいかどうか」を見極めるための基本的なチェックポイントを押さえておきましょう。

目視での確認ポイント

まず行いたいのが、コンセントまわりの目視チェックです。盗聴器が仕込まれている場合、わずかな違和感がヒントになることもあります。以下のような点に注意して観察してみてください。

・コンセントカバーの色や素材が不自然に見える

・カバーが他の部屋と違う(やけに新品に見える、取っ手が違う)

・コンセントに差していないコードが挿さっている(使っていないのに抜かれていない)

・壁との隙間に薄いケーブルが走っている

・コンセント周辺の壁紙やネジに触った形跡がある

コンセント型盗聴器の多くは、市販のコンセントカバーと見た目が似ているものも多く、一見しただけでは判断がつかないこともあります。しかし、設置者が手作業で仕込んでいる以上、ネジの緩みや微妙なずれ、色味の差といった「ちょっとした違和感」が出ることは少なくありません。

ただし、無理にカバーを外そうとしたり、壁を開けようとするのはおすすめできません。仮に盗聴器でなくても、感電や火災のリスクを招く可能性があるからです。

FMラジオや盗聴器発見器でのチェック方法

もしかして盗聴器かも、と感じたときに、自宅でできる簡易なチェック方法の一つが、FMラジオや市販の盗聴器発見器を使った確認です。

まず、古いタイプの盗聴器の多くは、FM帯域と呼ばれる76〜90MHzあたりの周波数を使って音声を送信する仕様になっています。こうした盗聴器の電波を拾うために、FMラジオのチューナーをゆっくり動かしてみると、周囲の雑音とは異なる人の声や会話のような音が微かに聞こえてくる場合があります。とくに部屋が静かな状態でチェックすると違和感に気づきやすいでしょう。突然「サーッ…」というノイズに混ざって人の声が聞こえたら、ひとつの疑いの目安になります。

一方で、近年の盗聴器はFMではなくデジタル通信やより高い周波数帯を使うものも増えてきており、FMラジオだけでの検出には限界があります。そこで、もう少し確実性を高めたい場合には、「盗聴器発見器(RF探知機)」の利用が有効です。これは、周囲に飛んでいる電波の中で特定の異常な発信を感知すると、アラームやランプなどで知らせてくれる装置です。

ただし、発見器も万能ではなく、Wi-Fiルーターやスマート家電、Bluetooth機器の信号にも反応することがあります。そのため、機器の使用にはある程度の知識が必要で、「常に反応する=盗聴器がある」とは限らない点には注意が必要です。実際に異常を感知したとしても、すぐに機器を分解したり、取り外そうとするのではなく、念のためそのまま記録を残したうえで、専門の調査業者に相談するのが安心です。

このように、FMラジオや発見器を活用することで、盗聴器の可能性を自分でざっくり判断することはできますが、最終的な確定や安全確保のためには、やはり専門家の力を借りるのが確実です。

自分でできる応急対応と専門家への相談について

コンセントからの音に気づいたとき、「もしかして盗聴器…?」と不安になる方も少なくありません。ですが、慌てて対応する前に、まずは冷静に状況を確認することが大切です。この項目では、自分で試せる簡単な確認方法から、注意すべき点、そして専門業者への相談の重要性について解説します。

プラグを抜くなど簡単な切り分け方法

異音の原因が盗聴器である可能性はもちろんありますが、まずは電気的な要因を確認するのが先決です。たとえば、家電製品のプラグを一つずつ抜いてみて、音の発生源が特定できるかどうかを試してみましょう。場合によっては、電源タップや延長コードなどが劣化して異音を発しているケースもあります。

また、同じコンセントに別の機器を挿してみて音が再現されるか確認するなど、基本的な切り分け作業だけでも「盗聴器ではない」と判断できることがあります。こうした初歩的な対応で原因が判明すれば、不安を取り除ける可能性があります。

不正な機器の扱いには慎重に!(写真・記録・手袋)

見慣れない機器やコンセント内部に不自然な構造を発見した場合、その場で不用意に取り外すのは避けましょう。というのも、証拠を損なってしまったり、相手に気づかれてしまうリスクがあるからです。

まずは、スマートフォンで現場の写真を撮影し、記録として残しておくことが大切です。また、金属やプラスチック製の異物を扱う際は、指紋を残さないように手袋を着用しましょう。もし本当に盗聴器であれば、後に証拠として扱われる可能性もあるため、できるだけ状況をそのまま保存しておくことが望まれます。

専門業者への相談が安心の選択肢

自分でできる対応には限界があります。「音が続いているけれど原因が特定できない」「不審な機器が見つかった」など、不安が残る場合は、迷わず盗聴器発見の専門業者に相談しましょう。

専門業者であれば、専用の機材を使って広範囲にわたる電波調査や物理的なチェックを行うことができます。また、盗聴器が仕込まれていた場合でも、法的な対処や証拠保全のサポートが受けられるケースもあります。

とくに、引っ越し直後や人間関係にトラブルがある場合などは、予防的に一度点検しておくというのも安心につながる手段です。「もしかして…」と思ったときには、第三者のプロの目を借りることが、冷静な判断と行動につながります。

まとめ

コンセントから異音がすると、不安な気持ちになるのは当然です。まずは落ち着いて、接触不良や家電製品の不具合など、日常的な原因を一つひとつ確認してみましょう。それでも原因がわからない場合や、見慣れない機器が接続されているなど不審な状況が見つかった場合には、盗聴の可能性も視野に入れる必要があります。

そのようなときは、自力での判断だけに頼らず、盗聴器発見の専門業者に調査を依頼するのが最も安全かつ確実な対応です。とくに「音の出どころがわからない」「内部に仕掛けられているかもしれない」といったケースでは、プロの技術と知見が心強い味方になってくれます。

盗聴は気づきにくく、対策が遅れるとプライバシーの侵害や精神的なダメージにもつながりかねません。少しでも違和感を覚えたら、早めの行動と相談を心がけましょう。

なお、もし不安が続く場合は「盗聴器発見119番」のような信頼できる調査業者に一度相談してみることをおすすめします。見えない不安を見える形にしてくれる、心強いパートナーとなるはずです。

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